矢部(読み)やべ

  • 福岡県の地名

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

福岡県南東端、八女郡(やめぐん)にあった旧村名(矢部村(むら))。現在は八女市の南東部に位置する地域。1889年(明治22)村制施行。2010年(平成22)、黒木(くろぎ)町、立花(たちばな)町、星野(ほしの)村とともに八女市へ編入。大分県境をなす釈迦ヶ岳(しゃかがだけ)(1231メートル)、熊本県境をなす国見山(くにみやま)(1018メートル)など県内最高部を形成する開析溶岩台地が広く分布、釈迦ヶ岳に源を発する矢部川が中央部を北西流し、国道442号が通じる。農林業が中心で、スギの植林が発達、茶、イチゴ、シャクナゲなどを産する。矢部川県立自然公園の中心をなす日向神峡(ひゅうがみきょう)や鯛生金山精錬所跡(たいおきんざんせいれんじょあと)地があり、南北朝時代の南朝根拠地の一つで、征西将軍良成親王(よしなりしんのう)陵墓がある。[石黒正紀]
『『郷土矢部の歴史』(1965・矢部村)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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