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石人石馬 せきじんせきば

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石人石馬
せきじんせきば

古墳に配列された石製の人物像や馬像をいう。このほかに動物像や武具などを表わすものもある。人物像には立体的なもののほか,浮彫様のものもある。埴輪の変形したものとする意見が強い。分布は福岡県大分県,熊本県が多く,そのほかでは鳥取県に若干ある。大陸文化との関係も考えられる。有名なものとしては,筑紫の国造磐井の墓といわれている福岡県岩戸山古墳があり,これは『筑後国風土記』にその記載がある。

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デジタル大辞泉の解説

せきじん‐せきば【石人石馬】

古墳時代中期以降、北九州地方を中心に用いられた、人・動物などをかたどった副葬品。噴墓の上や側面に置かれた。石人石獣との関連はなく、埴輪(はにわ)の一種とされる。

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百科事典マイペディアの解説

石人石馬【せきじんせきば】

日本の古墳に埴輪(はにわ)のように置かれた石造彫刻。人物,動物,甲冑(かっちゅう),盾(たて)などを表すものがある。福岡・熊本・大分3県に見られ,福岡県の岩戸山古墳のものが有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

せきじんせきば【石人石馬】

日本で古墳の外表に飾り立てた石造彫刻の総称。人物および馬形のほかに,甲冑,盾,靫(ゆき),大刀,壺,蓋(きぬがさ)などの器物および鶏をかたどったものがある。もっぱら阿蘇溶結凝灰岩を材料として作り,赤・青・白などの簡単な彩色をのこすものがある。分布は九州北半に集中し,福岡県に岩戸山古墳など3ヵ所,熊本県にチブサン古墳など9ヵ所,大分県に臼塚古墳など2ヵ所がある。ほかに鳥取県石馬ヶ谷(いしうまがたに)古墳にある石馬(角セン安山岩製)を,特例としてこのうちにふくめる。

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大辞林 第三版の解説

せきじんせきば【石人石馬】

日本の古墳に配列された石製の人物および馬の像。石製の楯・靭ゆき・刀剣・壺つぼなども含め、石製の表飾彫刻の総称。

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世界大百科事典内の石人石馬の言及

【岩戸山古墳】より

…ただし,この点について現在では異論もある。墳丘には埴輪を樹立し,埴輪列の内側に,阿蘇泥溶岩の凝灰岩製の石人石馬を配したらしい。また,別区にも埴輪や石人石馬の樹立をみる。…

※「石人石馬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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