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石城国 いわきのくに

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石城国
いわきのくに

福島県の東部にあった国名。大化前代,石城国造が支配。大化改新になって陸奥国に編入され,養老2 (718) 年,陸奥国のうち石城,標葉 (しねは) ,行方 (なめかた) ,宇多,亘理の5郡,常陸国から菊多郡をさいて設置されたが,のち廃止され,再び陸奥国に編入。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

石城国【いわきのくに】

(1)大化(たいか)前代に石城国造が支配した国。《古事記》・《旧事本紀》に石城国造がみえる。のちの陸奥(むつ)国磐城(いわき)郡の地域,現在の福島県いわき市・双葉(ふたば)郡の地域。

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藩名・旧国名がわかる事典の解説

いわきのくに【石城国】

磐城国(いわきのくに)

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石城国
いわきのくに

(1)大化前代、国造(くにのみやつこ)が置かれた国の一つ。現在の福島県いわき市、双葉郡にまたがる地域。『古事記』神武(じんむ)天皇条に神八井耳命(かんやいみみのみこと)は道奥(みちのおく)石城国造らの祖とあり、また『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』10の「国造本紀(こくぞうほんぎ)」には、建許侶命(たけころのみこと)を石城国造としたとある。しかし『常陸国風土記(ひたちのくにふどき)』によれば、常陸国多珂(たか)国造の国は、助河(すけがわ)(茨城県日立市)から苦麻(くま)(福島県双葉郡大熊町付近)までであったのが、653年(白雉4)にその北半を分割し石城評(こおり)を置いたとあって、すでに大化前代に石城国造を置いたとする『古事記』の説とは異なる。
(2)718年(養老2)5月陸奥(むつ)国から分割され、石背(いわせ)国とともに建置された律令(りつりょう)制下の国。石城、標葉(しねは)、行方(なめかた)、宇太(宇多)(うだ)、曰理(亘理)(わたり)の5郡と常陸国菊多郡からなる地域である。まもなく石背国ともども廃止されたが、その年月は不明で、『続日本紀(しょくにほんぎ)』に両国名がのる720年(養老4)11月以降、陸奥国に新たに白河軍団が置かれたとされる728年(神亀5)4月以前であるといわれるが、一説には720、721年の蝦夷(えみし)の反乱に関連して724年(神亀1)ともいわれる。なお、1912年(大正1)から13年にかけて、この石城、石背両国建置をめぐって、喜田貞吉(きたさだきち)と高橋万次郎との間で活発な論争が展開されたことはよく知られる。[誉田 宏]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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