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石川郎女/石川女郎 イシカワノイラツメ

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デジタル大辞泉の解説

いしかわ‐の‐いらつめ〔いしかは‐〕【石川郎女/石川女郎】

大和・奈良時代の女流歌人。万葉集に同名の七人が登場するが、実在したのは三人から五人とする説が有力。
久米禅師と歌を贈答した石川郎女。
大津皇子と歌を贈答した石川郎女
日並皇子(ひなみしのみこ)に歌を贈られた石川女郎。
大伴田主と歌を贈答した石川女郎。
大伴宿奈麻呂に歌を贈った石川女郎。
大伴安麻呂の妻の石川郎女。
藤原宿奈麻呂の妻の石川女郎。

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世界大百科事典 第2版の解説

いしかわのいらつめ【石川郎女】

万葉歌人。生没年不詳。字を大名児(おおなこ)といい,7世紀末の天武・持統朝に草壁皇子大津皇子に愛され,約20年後の藤原朝末期に大伴田主(おおとものたぬし)・宿奈麻呂(すくなまろ)兄弟に思いをかけた歌をよんでいる。石川郎女の相手はいずれもそのころの代表的な貴公子,美男で,そうした男性と浮名を流した女性として聞こえていたらしい。《万葉集》には8首の石川郎女の相聞歌があり,相手の男性は7名にのぼるが,すべてを同一人の作と見ることは困難である。

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大辞林 第三版の解説

いしかわのいらつめ【石川郎女】

女流万葉歌人。
久米禅師と歌を贈答した女性。
大津皇子と歌を贈答した女性。
日並親王ひなみしのみこが歌を贈った女性。大名児おおなご
大伴田主に求婚した女性。石川女郎。
大津皇子の侍女で,大伴宿奈麻呂すくなまろに歌を贈った女性。山田郎女。
大伴安麻呂の妻で坂上郎女さかのうえのいらつめの母。石川朝臣。石川命婦ひめとね。邑波おおば
藤原宿奈麻呂の妻。 〔 は同一人とする説が有力だが未詳〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石川郎女
いしかわのいらつめ

『万葉集』の歌人。集中、石川郎女(女郎)と表記される人物が多く、それぞれ同一かどうか古来論議の的となってきたが、(1)天智(てんじ)朝(661~671)に久米禅師(くめのぜんじ)と贈答した人、(2)持統(じとう)朝(686~697)に大津(おおつ)皇子、草壁皇子と贈答した人、(3)文武(もんむ)朝(697~707)に大伴田主(おおとものたぬし)、大伴宿奈麻呂(すくなまろ)と贈答した人、の3人に分ける説が穏当であろう。(1)には恋の掛け合いの巧みさがみられ、(2)には政治的な抗争を背景とする両皇子への恋物語的な興味が寄せられ、(3)には歌のやりとり自体の社交的なおもしろみが込められている。(1)(2)(3)はそれぞれの時代の恋歌表現の典型を示しているとみられる。[鈴木日出男]

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