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硝酸カルシウム しょうさんカルシウムcalcium nitrate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硝酸カルシウム
しょうさんカルシウム
calcium nitrate

化学式 Ca(NO3)2 。潮解性の無色結晶 (4水和物) 。硝酸石灰は誤称である。 43℃で結晶水に溶け,100℃以上で無水塩となる。融点約 560℃。水に易溶,溶解すると発熱する。メチルアルコールエチルアルコールアセトンには容易に溶けるが,濃硝酸に不溶。

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デジタル大辞泉の解説

しょうさん‐カルシウム〔セウサン‐〕【硝酸カルシウム】

炭酸カルシウム硝酸に溶かした液から得られる無色で潮解性のある結晶。石灰質土壌中で微生物の作用により窒素化合物硝化するときにも生ずる。肥料・硝酸塩・花火の製造に使用。化学式Ca(NO32

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百科事典マイペディアの解説

硝酸カルシウム【しょうさんカルシウム】

化学式はCa(NO32。比重2.36,融点561℃。水によく溶ける潮解性の強い無色の結晶。水溶液からは普通4水和物の塩Ca(NO32・4H2Oが得られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうさんカルシウム【硝酸カルシウム calcium nitrate】

化学式Ca(NO3)2。硝酸を石灰石(炭酸カルシウム)と反応させると得られる。 2HNO3+CaCO3  ―→Ca(NO3)2+CO2+H2O石灰石を十分多量に溶解させた後,溶液をろ過,濃縮すると4水和物Ca(NO3)2・4H2Oが得られる。条件によって3水和物,2水和物が生ずることもあるが,空気中で吸湿し,容易に4水和物に変化する。4水和物は無色の単斜晶系の結晶で,比重1.82。吸湿性があり,42.5℃で自分の結晶水に溶けて液体となり,100℃以上で無水和物となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硝酸カルシウム
しょうさんかるしうむ
calcium nitrate

カルシウムの硝酸塩。硝酸石灰ともよばれる。炭酸カルシウムまたは水酸化カルシウムを硝酸で中和して製造することができる。飽和溶液から析出させると四水和物が得られる。無色の結晶で潮解性を示す。100℃で結晶水を失って無水和物となる。無水和物は吸湿性があり、水によく溶けるだけでなくアルコールにも溶ける。加熱すると132℃で分解し始め、亜硝酸塩を経て酸化物に変わる。速効性肥料としてハウス栽培や園芸用に使用される。また、硝酸塩の製造や花火などにも用いられる。[鳥居泰男]

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