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社会的連帯 しゃかいてきれんたいsocial solidarity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会的連帯
しゃかいてきれんたい
social solidarity

一般的には,諸個人の相互作用の形態が調和的関係として相互依存的であることをいう。近代ヨーロッパ社会思想史に即してみると,その思想的デッサンはフランス革命後のいわゆる伝統主義,つまり L.G.A.ボナール,J.メーストルらの主張に起点をもち,コント学説のうちに継承された。第3共和制期のいわゆる連帯主義はその思想的結晶であったということができる。社会学の領域では É.デュルケムの主張が傑出している。彼によれば,社会的連帯とは機械的連帯と有機的連帯とに区別される。前者は社会成員の同質性を基盤として成立するのに対し,後者は成員の異質性を基盤とし,異質者の間に行われる連帯である。社会的分業の視点からみれば,前者は同質的分業であり,後者は異質的分業である。さらに社会形態からいえば,機械的連帯に基づく社会が環節的社会,有機的連帯に基づく社会が有機的社会であって,巨視的には前者から後者への社会進化を認めることができると主張される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

しゃかいてきれんたい【社会的連帯 social solidarity】

個人および各種類の集団(民族や国家も含む)が相互的な依存関係のなかで形成している密接な結合状態をいう。連帯責任,階級的連帯,連帯主義などといわれる。相互に結びついている形態や結びつきの深さ,結びつきを左右する動機や根拠とその確定の程度,その結びつきの媒体となる紐帯およびその紐帯の強さには,いくつもの種類とさまざまな度合がある。社会学者のデュルケームは《社会分業論》(1893)のなかで社会の進化を論じ,社会生活において諸個人および諸集団が相互に依存しあう結びつきの全体的な特徴を〈機械的連帯〉と〈有機的連帯〉とに分けた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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