目出度い(読み)メデタイ

デジタル大辞泉 「目出度い」の意味・読み・例文・類語

めでた・い

[形][文]めでた・し[ク]《動詞「め(愛)ず」の連用形「めで」に形容詞「いたし」の付いた「めでいたし」の音変化》
喜び祝うに値するさま。喜ばしい。「―・く成功する」「―・い席」
評価評判などがよい。「社長の覚えが―・い」
多く「おめでたい」の形で)お人よしである。人がよすぎてだまされやすい。「これで承知するなんて―・い人だね」
賞美する価値があるさま。みごとである。
「散ればこそいとど桜は―・けれうき世になにか久しかるべき」〈伊勢・八二〉
[補説]「目出度い」「芽出度い」などと当てて書く。
[派生]めでたがる[動ラ五]めでたげ[形動]めでたさ[名]
[類語](1喜ばしい祝着しゅうちゃく至極・大慶たいけい至極慶賀に堪えない慶すべきしゅくすべき・慶祝すべき・慶賀恭賀謹賀奉賀奉祝慶祝大慶同慶御慶慶福祝賀祝着祝福祝勝喜ぶ慶事吉事好事おめでた寿ことぶききち大吉祝い事晴れの日賀する祝う祝することほぐ佳日吉日恐悦/(2折り紙付き好評定評高評極め付き言うことなし/(3お人好し人が善玉善人好人物真人間人格者い子馬鹿正直おめでたい能天気朴直愚直

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android