祝う(読み)イワウ

デジタル大辞泉 「祝う」の意味・読み・例文・類語

いわ・う〔いはふ〕【祝う/斎う】

[動ワ五(ハ四)]
めでたい物事を喜ぶ。ことほぐ。「新年を―・う」「全線開通を―・う」
将来の幸運を祈る。祝福する。「二人の前途を―・って乾杯する」

㋐祝福して贈り物をする。「結婚する友人時計を―・う」
㋑祝福して飲食する。「正月屠蘇とそを―・う」
斎う)身を慎み、けがれを避けて神を祭る。
祝部はふりらが―・ふ社のもみち葉も標縄しめなは越えて散るといふものを」〈・二三〇九〉
(斎う)神の力を借りて守る。
「家にして恋ひつつあらずはける太刀になりても―・ひてしかも」〈・四三四七〉
大切にする。かしずく。
わたつみのかざしにさすと―・ふ藻も君がためには惜しまざりけり」〈伊勢・八七〉
[可能]いわえる
[類語]祝する慶する賀することほぐめでたい喜ばしい慶賀恭賀謹賀奉賀奉祝慶祝大慶同慶御慶ぎょけい慶福祝賀祝着しゅうちゃく祝福祝勝喜ぶ慶事吉事好事おめでた寿ことぶききち大吉祝い事晴れの日佳日吉日恐悦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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