デジタル大辞泉
「祥月」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょう‐つきシャウ‥【祥月】
- 〘 名詞 〙
- ① 人の死後一周忌以降の、死去した月と同じ月。昔はその月中を忌日として、すべてをつつしんだ。
- [初出の実例]「今祥月といふも、正日の例にて、正月(しゃうつき)なるべきを、然書きては、月次の正月にまぎるる故に、祥の字は書くにもあらむか」(出典:随筆・玉勝間(1795‐1812)二)
- ② 「しょうつきめいにち(祥月命日)」の略。
- [初出の実例]「参大炊御門旧院。今日御正月也」(出典:明月記‐健仁二年(1202)正月二五日)
- 「去年のけふぞ親仁の祥月(シャウツキ)とて旦那寺に参りて」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)一)
祥月の語誌
①の挙例の「玉勝間」にもあるように、昔、親、先祖の死んだ日を月ごとに忌日とし、命日を他の月の日と区別して正日といい、その正日のある月というところから「正月(しょうつき)」と書いたが「しょうがつ」とまぎらわしいので、中国の小祥、大祥の「祥」の字を借りて「祥月」となったのだという。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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祥月
しょうつき
故人の死亡した日を忌日(きにち/きじつ)といい、年に一度巡ってくる死亡月の忌日を祥月命日という。祥月は正忌月のことで、正月(しょうつき)と書くべきであるが、年の始めの正月(しょうがつ)と間違えやすいので、儒礼でいう小祥忌(しょうしょうき)(一周忌)、大祥忌(三回忌)の祥をとって祥月と書くようになったものである。祥月命日の仏事はすでに11世紀に京都の貴族の間で営まれていたが、庶民の間に一般化されるのは15世紀以降のことである。
[藤井正雄]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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祥月
しょうつき
一周忌を意味したが,のちに死者の毎年の死亡した月をいうようになった。祥の語は『礼記』にいう大祥に始るという。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「祥月」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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