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簡体字 かんたいじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

簡体字
かんたいじ

中国の文字改革により,旧来の漢字を簡略化した新しい漢字。「簡化字」ともいう。これに対するもとの字を「繁体字」という。 1956年に公布された漢字簡化方案で 515字,さらに整理した 64年の文字改革委員会,文化部,教育部の連合通知で計 2238の簡体字が制定された。 77年 12月には第2次漢字簡化方案として新たに 853字の草案が出され,うち 248字はすでに印刷物などで使用されている。簡体字は成立的には略字であっても,すでに正字として認められたものである。

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デジタル大辞泉の解説

かんたい‐じ【簡体字】

中華人民共和国の文字改革によって制定された、簡略化した漢字。从(從)・产(產)・电()・车(車)・孙(孫)・乐(樂)など。→繁体字

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世界大百科事典 第2版の解説

かんたいじ【簡体字 jiǎn tǐ zì】

中国で,従来正字体とされてきた筆画の多い漢字,いわゆる繁体字に対し,画数を減らして簡単にしたものをいう。簡化字ともいう。ただし〈簡体字〉には使い方が2種類あり,こういう一般名詞つまり日本でいえば〈略字〉というのにほぼ相当する使い方と,他の一つは1956年国務院から公布された《漢字簡化方案》に含まれ,新聞雑誌書籍などで使われる,現在第一の正字体という意味での使われ方である。日本でいえば《常用漢字表》に含まれているものと同じ性質の,いわば固有名詞的な使い方である。

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大辞林 第三版の解説

かんたいじ【簡体字】

現代中国で制定、使用されている、簡略にした漢字。1956年以後、数度公布された。车(車)・广(廣)・从(從)・电(電)など。簡化字。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

簡体字
かんたいじ

漢字の略字に対する中華人民共和国での呼称。1956年に国務院が公布した「漢字簡化方案」で515字の簡体字が制定され、従来の繁体字(はんたいじ)(本字)にかわり、正式字体として使用されている。同時に54種の偏旁(へんぼう)(漢字の部分をなす偏や旁(つくり))にも簡体が定められ、これによるもの、および1964年の追加分を含め、約2200字が簡体字となった。字画の大胆な省略が多く、日本の略字(常用漢字)と一致するものもあるが、字形の異なるものが少なくない。[平山久雄]
『大原信一著『文字改革』(『日本語の世界3 中国の漢字』所収・1981・中央公論社)』

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世界大百科事典内の簡体字の言及

【略字】より

…というよりも,漢字発展の歴史そのものが,概していえば略字化,簡略化への道すじであったといってさしつかえない。今の〈簡体字〉はその道すじの中の一つの段階であるにすぎない。〈今の〉簡体字は,いわば国定という特定の略字のセットだが,簡体字をそういう〈固有名〉に限らないとすれば,簡体字すなわち略字として,漢字の歴史そのものが,次から次へと作られる簡体字の歴史であったといっていいのである。…

※「簡体字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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