老人病(読み)ロウジンビョウ

デジタル大辞泉 「老人病」の意味・読み・例文・類語

ろうじん‐びょう〔ラウジンビヤウ〕【老人病】

老人に多くみられる病気がん心臓病高血圧糖尿病白内障リウマチ骨粗鬆症こつそしょうしょう老人性認知症など。老年病

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精選版 日本国語大辞典 「老人病」の意味・読み・例文・類語

ろうじん‐びょうラウジンビャウ【老人病】

  1. 〘 名詞 〙 老年になるに従って現われ、あるいは進行してゆく病気。動脈硬化症、癌(がん)心筋梗塞、白内障、リウマチ、骨粗鬆症老人性痴呆などの類。老年病。
    1. [初出の実例]「いや、老人病が増えますしね」(出典:とむらい師たち(1966)〈野坂昭如〉)

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百科事典マイペディア 「老人病」の意味・わかりやすい解説

老人病【ろうじんびょう】

老年病とも。老年者に起こる疾患総称。退行性の慢性疾患で,成人病もこの中に含まれ,動脈硬化高血圧糖尿病痛風貧血更年期障害,新生物腫瘍(しゅよう)),精神病など多種,個体差が増すこと,栄養障害のあること,生体反応が弱いこと,ホメオスタシスが障害されやすいことなどが特徴。老年病学は単に疾病を対象とするのみでなく,老年期心身の健康の保持増進を目的としている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「老人病」の意味・わかりやすい解説

老人病
ろうじんびょう
geriatric diseases

老年期特有の疾病をいう。その多くは壮年期に発病し,老年期にまで慢性的に進行するので,成人病と区別できないことが多い。したがって老人病の範疇に入る病名は限りなくあるが,代表的なものとしては,中枢神経系の血管損傷 (脳卒中など) ,悪性腫瘍 (癌など) ,心臓疾患 (高血圧性心疾患,心筋梗塞など) ,老年精神病などがあげられる。最近,老人問題や人口高齢化問題が深刻な社会問題化したことに伴い,これら老人病は,特に予防の面から重視されるようになっている。

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