日本歴史地名大系 「紀見峠」の解説
紀見峠
きみとうげ
紀見峠
きみとうげ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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大阪府河内長野市と和歌山県橋本市との境界にある峠で,国道170号線が葛城山脈を越える鞍部に位置する。標高約380m。紀伊見(きいみ)峠ともいう。峠道は平安時代初期に南海道の官道として整備され,次いで高野参詣が盛んとなってから高野街道と呼ばれた。高野街道は南河内から紀ノ川流域に至る唯一の幹線道路で,京都,大阪,堺方面からの高野山巡礼者の往来でにぎわい,江戸時代には峠に宿屋,掛茶屋が並び,紀州藩によって番所が設置されていた。1915年の大阪高野鉄道(現,南海高野線)開通後,峠集落は急速にさびれた。現在の国道と南海電鉄はここをトンネルで通過する。近くに橋本林間田園都市が建設され,宅地開発が進んでいる。
執筆者:服部 昌之
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和歌山県北東部の橋本市と大阪府河内(かわち)長野市との境にある峠。和泉(いずみ)山脈を越える峠で京・大坂からの高野街道(こうやかいどう)が通じた。峠からは紀伊国を一望できることから紀見峠または紀伊見峠という。宿場があり、江戸時代は和歌山(紀伊)藩の伝馬所も置かれた。1914年(大正3)南海電鉄高野線のトンネル開通以後衰えた。
[小池洋一]
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