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紀見峠 きみとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紀見峠
きみとうげ

紀伊見 (きいみ) ともいう。大阪府河内長野市和歌山県橋本市の境にある峠。標高約 438m。大阪と高野山を結ぶ高野街道和泉山脈を横切るところにあり,古くから高野山詣での往来が多かった。峠の南寄りに紀見という峠集落が発達したが,1900年に紀和鉄道 (現和歌山線) が,15年に大阪高野鉄道 (現南海電気鉄道高野線) が開通し,宿場機能が失われて集落は寂れた。現在,鉄道,国道 170号線とも峠の下を紀見トンネルで抜ける。

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百科事典マイペディアの解説

紀見峠【きみとうげ】

大阪から高野山へ通じる高野街道が,和泉山脈を越える峠。標高約380m。峠から紀伊国を望むのでこの名があり,高野山参拝でにぎわった。中世には軍事上の要所で,江戸時代には和歌山藩が番所を置いた。
→関連項目金剛生駒紀泉国定公園

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世界大百科事典 第2版の解説

きみとうげ【紀見峠】

大阪府河内長野市と和歌山県橋本市との境界にある峠で,国道170号線が葛城山脈を越える鞍部に位置する。標高約380m。紀伊見(きいみ)峠ともいう。峠道は平安時代初期に南海道官道として整備され,次いで高野参詣が盛んとなってから高野街道と呼ばれた。高野街道は南河内から紀ノ川流域に至る唯一の幹線道路で,京都,大阪,堺方面からの高野山巡礼者の往来でにぎわい,江戸時代には峠に宿屋掛茶屋が並び,紀州藩によって番所が設置されていた。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔大阪府(和歌山県)〕紀見峠(きみとうげ)


大阪・和歌山の府県境をなす和泉(いずみ)山脈東部の鞍部(あんぶ)を越える峠。標高約380m。古くから摂津(せっつ)・河内(かわち)・和泉(いずみ)3国と紀州(きしゅう)を結ぶ高野(こうや)街道が通り、高野山への参詣(さんけい)路として利用された。現在、直下を国道371号の紀見トンネル、西約300mを南海(なんかい)電気鉄道高野線の紀見峠トンネルが抜ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紀見峠
きみとうげ

和歌山県北東部の橋本市と大阪府河内(かわち)長野市との境にある峠。和泉(いずみ)山脈を越える峠で京・大坂からの高野(こうや)街道が通じた。峠からは紀伊国を一望できることから紀見峠または紀伊見峠という。宿場があり、江戸時代は和歌山(紀伊)藩の伝馬所も置かれた。1914年(大正3)南海電鉄高野線のトンネル開通以後衰えた。[小池洋一]

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