緑簾石(りょくれんせき)グループの鉱物。柱状結晶の集合ないし単独粒状をなす。マンガン分に富む珪(けい)質岩起源の広域変成岩(いわゆる紅簾片岩)中に産し、白雲母(しろうんも)、満礬(まんばん)ざくろ石、ブラウン鉱などを伴う。埼玉県長瀞(ながとろ)、長崎県村松など日本での産地は多い。ほかに変質した火山岩中に産する。紅簾石を含む結晶片岩は薄く板状になりやすく、色も美しいため石材として利用される。英名は産地イタリアのピエモンテPiemonteにちなんで命名された。
[松原 聰]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新