納骨(読み)ノウコツ

世界大百科事典 第2版の解説

のうこつ【納骨】

死者の遺骨を霊場に納めて,その魂の成仏鎮魂を祈ること。7世紀末から8世紀初頭に,仏教葬である火葬の採用からはじまった。弥生時代中期の東日本には,洗骨後,骨を壺に入れて土壙に葬る再葬墓がみられるが,一次的,地域的なもので,日本に本来死体崇拝や遺骨崇拝はなかったから,納骨の風は仏教の影響とすることができる。その初期においては特定の霊場に納めたのではなく,なにかゆかりのある山に納めたもので,最古の納骨器は京都市西京区大枝塚原町山林から出た慶雲2年(705)の墓誌銅版を伴う青銅製蓋付桶型蔵骨器である。

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大辞林 第三版の解説

のうこつ【納骨】

( 名 ) スル
死者を火葬にして、遺骨を壺つぼなどに納めること。また、その壺を墓や納骨堂などに納めること。

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精選版 日本国語大辞典の解説

のう‐こつ ナフ‥【納骨】

〘名〙 死体を荼毘(だび)に付して、その遺骨を骨壺に納めること。また、その骨壺を納骨堂、墓などに納めること。
※忍辱雑記(1806)上(古事類苑・礼式二〇)「納骨作法〈略〉又無縁集云、於納骨時、誦四奉請并舎利礼

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