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経世済民論 けいせいさいみんろん

世界大百科事典 第2版の解説

けいせいさいみんろん【経世済民論】

主として江戸中期以降に形成された〈治国平天下〉の論。今日でいう政治,経済,社会を論じ,生産増強,消費節約などを内容とする。封建社会爛熟(らんじゆく)期・末期の現実を客観的・実証的に観察し,具体的・制度的な改革案をいろいろな思想的立場からうちだそうとした。太宰春台が《経済録》に〈凡(およそ)天下国家ヲ治ルヲ経済ト云。世ヲ経シテ民ヲ済(すく)フト云義也〉と定義しているが,もっとも的確な表現である。江戸中期以降は,前期に比べ幕府権力の基盤や諸機構の動揺がはげしくなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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