結城[市](読み)ゆうき

百科事典マイペディア 「結城[市]」の意味・わかりやすい解説

結城[市]【ゆうき】

茨城県西部の市。1954年市制。鬼怒川中流の沖積低地を占める。中心市街は中世以来城下町,市場町として発達,水戸線国道4号バイパス・50号が通じる。付近農村では古くから養蚕業が盛んで,副業として発達した結城紬(つむぎ)は有名。幹線道路の整備が進み工業団地が造成されて電子,電気,機械などの工場が進出している。食品,キリだんすなどの加工工業も行われる。市街地には城下町の原形を残す歴史的街並,周辺には中世末建立の多くの名刹があって,〈歴史のまち〉として知られる。東日本大震災で,市内において被害が発生。65.76km2。5万2494人(2010)。

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