総括(読み)ソウカツ

デジタル大辞泉 「総括」の意味・読み・例文・類語

そう‐かつ〔‐クワツ〕【総括/×綜括】

[名](スル)
個々のものを一つにまとめること。全体をとりまとめて締めくくること。「各人意見を―する」
労働運動政治運動で、それまでの活動内容成果などを評価・反省すること。「春闘を―する」
[類語]総合統括包括一括統合集約集成締めくく統一包括的総合的統一的横断的重層的複眼的多面的十把一絡ひとから一体化一本化

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精選版 日本国語大辞典 「総括」の意味・読み・例文・類語

そう‐かつ‥クヮツ【総括・綜括】

  1. 〘 名詞 〙 全体を締めくくること。ひとまとめにすること。また、一連の活動などを評価・反省すること。包括。
    1. [初出の実例]「天下之理雖多、然仁義礼智、為之綱領、而万善莫自総括於其中」(出典語孟字義(1705)上)
    2. 「近代日本の知的構造における問題性を総括することとしよう」(出典:日本の思想(1961)〈丸山真男〉一)
    3. [その他の文献]〔晉書‐陸玩〕

そう‐ぐくり【総括】

  1. 〘 名詞 〙 全体をひとまとめにすること。しめくくること。また、その役の人。そうかつ。
    1. [初出の実例]「頭役は総括りと成て」(出典:政談(1727頃)三)
    2. 「その上学問の惣括りを知らいでは何事もすまぬことと存候ゆへ」(出典:雑話筆記(1719‐61)上)

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普及版 字通 「総括」の読み・字形・画数・意味

【総括】そうかつ

まとめる。

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