而立(読み)ジリツ

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精選版 日本国語大辞典 「而立」の意味・読み・例文・類語

じ‐りつ【而立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「論語‐為政」の「吾十有五而志于学三十而立」による語 ) 三〇歳の異称。じりゅう。
    1. [初出の実例]「自竹馬鳩車。至而立強仕」(出典本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉)

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故事成語を知る辞典 「而立」の解説

而立

三〇歳のこと。

[使用例] 乃公おれもそろそろ三十、而立の秋だ。よし、ここは、一奮発して、大いなる声名を得なければならぬ[太宰治竹青|1945]

[由来] 「論語―為政」に出て来る、「三十にして立つ(三〇歳のときに、精神的に自立して、独自の立場に立つようになった)」という孔子のことばから。この部分原文は、「三十而立」。「而」とは、「にして」に相当する接続詞です。

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普及版 字通 「而立」の読み・字形・画数・意味

【而立】じりつ

三十歳をいう。〔論語、為政〕子曰く、吾(われ)十五にして學に志し、三十に而(して)立つ。

字通「而」の項目を見る

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