知命(読み)チメイ

精選版 日本国語大辞典 「知命」の意味・読み・例文・類語

ち‐めい【知命】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天命を知ること。〔易経‐繋辞
  3. ( 「論語‐為政」の「子曰、吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命」による ) 五〇歳の異称。知命の年。
    1. [初出の実例]「古文云、知命読易、義趣易入」(出典:性霊集‐三(835頃)和尚中寿感興詩)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「知命」の解説

知命

五〇歳の異称。

[使用例] わたくしは昭和改元の際年は知命に達していた。二君好意を空しくせまいと思っても悲しいかな時はすぎったようである[永井荷風*正宗谷崎両氏の批評に答う|1932]

[由来] 「論語―為政」に出て来る、「五十にして天命を知る(五〇歳になると、自分の人生が何のためにあるかを意識するようになる)」から。

〔異形〕知天命。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

普及版 字通 「知命」の読み・字形・画数・意味

【知命】ちめい

天命を知る。五十歳。〔論語、為政〕四十にして惑はず。五十にして天命を知る。

字通「知」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む