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肝蛭症 かんてつしょうFascioliasis, Fascioliosis

家庭医学館の解説

かんてつしょう【肝蛭症 Fascioliasis, Fascioliosis】

[どんな病気か]
 肝蛭の幼虫(被嚢幼虫(ひのうようちゅう)といいます)はセリなどの水辺野草に付着していますが、それらをよく洗わず、生(なま)で摂取することで感染します。体内に入った幼虫は2~3cmに成長し、胆管内に寄生します。
[症状]
 肝臓部に圧痛を感じ、黄疸(おうだん)、嘔吐(おうと)、じんま疹(しん)、発熱、下痢(げり)、貧血などがおこります。
[検査と診断]
 糞便(ふんべん)か胆汁(たんじゅう)から虫卵(ちゅうらん)が検出されれば診断がつきます。しかし、感染してから産卵するまでには約3か月かかりますから、早く診断するために血清反応(けっせいはんのう)検査が行なわれます。また腹部の超音波検査、CT像、胆管造影(たんかんぞうえい)も診断に役立ちます。
[治療]
 治療は、プラジカンテルを2~3日内服します。
 野菜や水辺の野草を生で食べるときには、流水でよく洗うことです。

出典|小学館家庭医学館について | 情報

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