背泳ぎ(読み)セオヨギ

デジタル大辞泉 「背泳ぎ」の意味・読み・例文・類語

せ‐およぎ【背泳ぎ】

はいえい(背泳)」に同じ。

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百科事典マイペディア 「背泳ぎ」の意味・わかりやすい解説

背泳ぎ【せおよぎ】

泳法一種競泳種目の一つ。背泳(はいえい),バックストロークbackstrokeとも。水面であおむけになり,クロールと同様に腕で交互に水をかき,脚はばた足。スタートは水中から行う。1988年ソウルオリンピック男子100mで鈴木大地はスタートからの潜水バサロ泳法)の距離をのばして金メダルを獲得したが,これ以後ルール改正により潜水は15mまでに制限された。オリンピック種目としては,男子200mが1900年パリオリンピックから,100mが1908年ロンドンオリンピックから,女子は100mが1924年のパリオリンピックから,200mが1968年メキシコシティーオリンピックからそれぞれ実施されている。日本男子100mは1932年のロサンゼルスオリンピック100mで清川正二が金,入江稔夫が銀,河津憲太郎が銅とメダル独占を達成,1936年のベルリンオリンピック清川が銅を獲得したが,その後振るわず,1988年ソウルオリンピックの鈴木大地の金メダルまでメダル獲得はならなかった。2004年のアテネオリンピック100mで森田智己が銅を獲得。2012年のロンドンオリンピック200mで入江陵介銀メダルを獲得,入江は100mでも銅を獲得した。女子100mでは1960年ローマオリンピック田中聡子が銅,2000年のシドニーオリンピックで中村真衣が銀メダルを獲得,2012年のロンドンオリンピックで寺川綾が銅メダルを獲得している。また女子200mではシドニーオリンピックで中尾美樹,2004年のアテネオリンピックと2008年の北京オリンピック中村礼子が銅メダルを獲得している。中村の2大会連続のメダル獲得は,競泳女子では前畑秀子以来の快挙である。なお広義には古くは蛙(かえる)足を用い平泳ぎのようにかく泳法なども含め,日本泳法では休息泳法として利用された歴史がある。
→関連項目個人メドレー水泳メドレーリレー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「背泳ぎ」の意味・わかりやすい解説

背泳ぎ
せおよぎ
backstroke

あおむけになって両腕を交互にストロークさせながらばた足で進む泳法。背泳 (はいえい) ,バックストロークともいう。競泳の種目としては 100mと 200mがあり,スタートは水中で壁に向かった姿勢から行なう。

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