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腹・肚 はら

大辞林 第三版の解説

はら【腹・肚】

[2] ( 名 )
動物の体で、胴の下半部。哺乳類では胸腔きようこうと骨盤の間にあって、胃や腸などの内臓を収めるところ。背の反対側となる体の表面をもいう。おなか。 「 -が痛い」 「 -をさする」
消化器、ことに胃腸。 「 -がすく」 「 -が減る」 「 -をこわす」
(「胎」とも書く)母の胎内。また、その母の胎内から生まれたこと。 「一の御子は右大臣の女御の御-にて/源氏 桐壺」 → 腹を痛める
〔腹の中に考えや心の動きが収まっていると考えたことから〕
(「肚」とも書く)表にあらわさず、心に考えていること。意中。心底。心中。 「 -のきれいな人」 「課長は私を転勤させる-らしい」 「そのことは-にしまっておけ」
気持ち。感情。意趣。 「どうにも-が収まらない」
(「肚」とも書く)気力。胆力。度胸。また、度量。 「元さんはめつぽう-が広大ひろいから/安愚楽鍋 魯文
物の中央部のふくらんだり広くなったりしたところ。 「帆の-」 「 -のふくらんだ壺つぼ」 「 -をさらした難破船」
物の裏面または内側にあたる部分。 「悪路で自動車が-をこする」 「指の-で押す」
〘物〙 定常波で、振幅の最大な部分。 ↔
( 接尾 )
助数詞。
魚の腹子はらこを数えるのに用いる。 「たらこ、ひと-」
つぼ・瓶かめなど胴部のふくらんだ容器を数えるのに用いる。 「酒八-を醸むべし/日本書紀 神代上訓

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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