百科事典マイペディア 「腹腔鏡下手術」の意味・わかりやすい解説
腹腔鏡下手術【ふっこうきょうかしゅじゅつ】
→関連項目胸腔鏡下手術|上皮内癌
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腹部に数か所穴をあけ、内視鏡の一種である腹腔鏡を入れて内部をみながら、別の穴から入れた器具で手術を行う方法。産婦人科などでは早くから行われていたが、1987年、フランスで胆のう摘出手術が成功、腹部消化器手術の一つとして行われるようになった。日本でも1992年(平成4)から健康保険の適用とされている。従来の開腹手術に比べ患者の身体的負担が軽いため入院が短く、回復も早いので、医療費の削減にもつながる。虫垂炎、腸閉塞(へいそく)など応用範囲も広い。欧米では炭酸ガスで腹壁を持ち上げるが、機械的に持ち上げる日本の方法が注目されている。
[編集部]