市域内には
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
大分県臼杵市にある磨崖仏群。特別史跡,重要文化財に指定されている。阿蘇溶岩台地の山裾に露出した凝灰岩層に彫られた4群(古園石仏群,山王山石仏群,ホキ第1石仏群(堂ヶ迫石仏),ホキ第2石仏群)からなり,主なものだけで総数60体以上を数え,日本最大規模の磨崖仏である。古園石仏群は大日如来座像(像高270cm)など13体,山王山石仏群は如来形座像(像高265cm)など3体,ホキ第1群は三尊像,五尊像,地蔵十王像などをあらわした四つの龕(がん),ホキ第2群は阿弥陀三尊像(中尊像高279cm)をあらわした龕と,阿弥陀如来など13体をあらわした龕から,それぞれなる。各像は軟質の凝灰岩に頭部を丸彫に近く,体部を高肉彫にし,そのため崩壊しているものが多い。平安時代後期の中央の様式を学んだ作風を示すものが多く,製作年代もそのころと考えられる。地蔵十王像など,一部に鎌倉時代以後の製作になるものがある。
→石仏
執筆者:副島 弘道
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阿蘇溶岩台地の凝灰岩層に彫られた磨崖仏群。大分県臼杵市に所在。大日如来座像(像高270cm)を含む古園(ふるぞの)石仏群,如来座像(265cm)を含む山王山石仏群,四つの龕(がん)からなるホキ第1群,阿弥陀如来像(279cm)などのホキ第2群の4群からなり,おもな像だけでも60体以上残る。大部分は平安後期の製作だが,鎌倉・室町時代の追刻もある。磨崖仏が多い豊後地方で最も規模が大きい。石像彩色。国宝・特別史跡。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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