県中央部、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
宮城・山形県境にまたがる奥羽山脈中の山。船形火山群の主峰で,標高1500m。山名は山頂が船底を逆さにしたような形をしていることに由来するが,山形県側では御所山と呼ぶ。主として輝石安山岩からなり,前船形山,蛇ヶ岳(じやがたけ),三峰山などとともに東に開いた爆裂火口をもつ。地形的には第三系基盤岩層の上に噴出した第四紀の火山体として,北の栗駒山,南の蔵王山の両火山と共通した規模・構造をもつ。船形山から北西にのびる山稜には荒神山(1270m),南西へは楠峰(1211m),白髪(しらひげ)山(1284m),寒風山(1117m)などが続き,全体として船形連峰を構成する。山腹はブナの純林におおわれ,南東麓には定義(じようげ)温泉が,西斜面を流れる丹生川沿いには層雲峡や大滝があり,宮城・山形両県とも県立自然公園に指定しており,登山コースも開かれている。
執筆者:中村 嘉男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
宮城・山形県境にある火山で、船形連峰の最高峰。標高1500メートル。山名は、宮城県側から見ると船底を伏せた形に似ていることに由来するという。山形県側では御所山(ごしょさん)といい、山名は承久(じょうきゅう)の乱(1221)後佐渡に流罪となった順徳(じゅんとく)上皇が逃れ住んだという伝説によるという。山頂に御所神社がある。山体はおもに輝石安山岩からなる。東側が欠けた火口壁のもっとも高い部分にあたり、東に下ると旧火口の湯谷地がある。上部はブナ帯であるが、1400メートル以上にはハイマツや高山植物が生育する。宮城、山形両県からいくつかの登山ルートがある。
[後藤雄二]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新