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色素を産生、保有し、動物の体色の発現に役だつ細胞をいう。哺乳(ほにゅう)動物では色素細胞というが、両生類などでは色素胞(しきそほう)とよぶ。発生学的には外胚葉(はいよう)性の神経冠に由来する。色素細胞にはいろいろの種類があり、含まれる顆粒(かりゅう)により分類されている。黒色素胞(こくしきそほう)はメラノゾームを含み、脊椎(せきつい)動物では真皮性黒色素胞と表皮性黒色素胞とがある。前者は大形で多数の突起を伸ばし、メラノゾームの拡散、凝集により体色の暗化、明化を現すが、後者はメラニンを産生し、表皮細胞に移送することにより体色を暗化する。黄(おう)色素胞と赤(せき)色素胞は、黄色のカロチノイド小胞と赤色プテリノゾームの両者を含む。白(はく)色素胞と虹(こう)色素胞は、反射小板とよばれるグアニン結晶を含む。エビの仲間には、青・白・赤・黄の4種類の色素顆粒をもつ多色性色素胞が知られている。これは種々の色彩の背地に適応するのに役だっている。
[小林靖夫]
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