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色葉字類抄∥伊呂波字類抄 いろはじるいしょう

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世界大百科事典 第2版の解説

いろはじるいしょう【色葉字類抄∥伊呂波字類抄】

辞書。著者は橘忠兼。平安時代の末期に作られた。日本の古辞書のうちで,最も注意すべきものの一つ。これまでの辞書が漢字を引いて,そのよみかたを求める体裁のものであったのに対し,ことばからこれにあてる漢字を求めるようになっている。ことばの配列をいろは順にしたことは,その後数百年にわたる辞書の組織のもととなった。2巻本と3巻本と10巻本がある。2巻本は3巻本の稿本とみられる。10巻本は,鎌倉時代になってから大増補されたもので,内容ははなはだ豊富であるが,それだけに,3巻本と10巻本とは,それぞれに,別個の独自の価値をもつ。

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世界大百科事典内の色葉字類抄∥伊呂波字類抄の言及

【辞書】より

… 平安時代の韻書には《東宮切韻》のほかにも《季綱切韻》《孝韻》《小切韻》などがあったようであるが,散逸した。また,院政時代には《色葉字類抄(いろはじるいしよう)》が出た。異本が多いが,3巻本(〈前田本〉〈黒川本〉など)は橘忠兼の著で,天養~治承期(1144‐81)ころの間に成立したといわれている。…

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