デジタル大辞泉
「蒼茫」の意味・読み・例文・類語
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そう‐ぼう サウバウ【蒼茫】
〘名〙 (形動タリ)
① 見わたす限り青々として広いこと。また、そのさま。
※
経国集(827)
一一・春日奉使入渤海客館〈
滋野貞主〉「蒼茫渤海幾千里、五両舟中送
二一年
一」
※
太平記(14C後)二六「風浩々
(かうかう)として不閑、月花星彩蒼茫
(サウハウ)たり」
② ほの暗いこと。また、そのさま。目のとどく限りうす暗くひろいさま。
※和漢朗詠(1018頃)下「蒼茫たる霧雨の霽れの初め、
寒汀に鷺立てり〈張読〉」 〔
杜甫‐楽遊園歌〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報