茫洋(読み)ボウヨウ

デジタル大辞泉 「茫洋」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐よう〔バウヤウ〕【×茫洋/×芒洋】

[ト・タル][文][形動タリ]広々として限りのないさま。広くて見当のつかないさま。「―たる海原」「―とした人物
[類語]限りない極まりない広い広やか広大広壮広闊こうかつ開豁かいかつ広漠空漠茫漠茫茫渺茫びょうぼう洋洋だだっ広い幅広はばびろワイド広角広広漠漠渺渺びょうびょう豁然かつぜん広域空闊くうかつ蒼茫浩浩広大無辺無辺無辺際一望千里果てし無い手広い

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精選版 日本国語大辞典 「茫洋」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ようバウヤウ【茫洋・芒洋】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 海などが広々として限りないさま。広くて目当てのつかないさま。また、さきゆきなどがぼんやりとして見当のつかないこと。
    1. [初出の実例]「方角・遠近等は茫洋として猶弁じ玉ふまじ」(出典:捕影問答(1807‐08)前)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐雑説〕
  3. 風貌性格などがおおらかなさま。
    1. [初出の実例]「しかも茫洋とやさしいところがある」(出典:白夜(1966)〈高橋たか子〉)

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