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藤沢桓夫 ふじさわ たけお

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美術人名辞典の解説

藤沢桓夫

小説家。大阪生。藤沢南岳の孫。東大卒。高校在学中から同人雑誌「猟人」「辻馬車」などを創刊。横光利一川端康成新感覚派の影響を受けたが、のちプロレタリア文学に移った。新聞・雑誌に連載小説を発表し、大阪文壇の大御所的存在となる。代表作に『傷だらけの旅』等。平成元年(1989)歿、84才。

出典|(株)思文閣
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百科事典マイペディアの解説

藤沢桓夫【ふじさわたけお】

小説家。大阪市生れ。東大国文卒。《首》《結婚の死》などで新感覚派的な才筆を認められ,早く文壇に出た。以後《生活の旗》《傷だらけの歌》等を書き左翼作家として活躍,ナップに所属したが,《大阪の話》《花粉》以後,次第に通俗小説に移った。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

藤沢桓夫 ふじさわ-たけお

1904-1989 大正-平成時代の小説家。
明治37年7月12日生まれ。漢学者藤沢南岳の孫。藤沢黄坡(こうは)の長男。大阪高時代,神崎清らと「辻馬車」を創刊。東京帝大在学中,武田麟太郎,高見順らと「大学左派」に参加。健康を害し,昭和8年から郷里の大阪に定住し,大衆小説を数おおくかいた。平成元年6月12日死去。84歳。著作に「辻馬車時代」「新雪」「大阪自叙伝」など。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

大辞林 第三版の解説

ふじさわたけお【藤沢桓夫】

1904~1989) 小説家。大阪生まれ。東大卒。川端康成らに認められ新感覚派的手法で登場したが、のち左傾。通俗小説として「花粉」などを書く。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藤沢桓夫
ふじさわたけお
(1904―1989)

小説家。大阪に生まれる。東京帝国大学国文科卒業。漢学者の家系に生まれ、旧制大阪高校在学中より『猟人』『龍舫(りゅうほう)』などの同人誌で習作を発表する。『辻(つじ)馬車』に掲載した『首』(1925)が横光利一(りいち)、川端康成(かわばたやすなり)に認められて新感覚派周圏の新人として文壇に進出した。のち、左傾するが健康を害して療養生活を送る。1933年(昭和8)以降、大阪に戻って織田作之助(おださくのすけ)や田辺聖子らと交流して大阪文壇の中心的存在として活躍した。長編小説『新雪』(1941~42)、『大阪自叙伝』(1974)などがある。[金井景子]
『『藤沢桓夫長編小説選集』全20巻(1954~57・東方社) ▽『大阪自叙伝』(中公文庫) ▽『大衆文学大系23』(1973・講談社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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