「書陵部本名義抄」をみると、第二音節が清音の「おきぬふ」があがっており、これが古い語形だったらしい。「おきぬふ」ならば、語源としては「置く+縫ふ」ととらえ、布の破れ目に別の布を置いて縫うところからとする説が注目される。室町時代頃には濁音化して「おぎぬふ」となるが、近世初期まではこの「おぎぬふ」の方が「おぎなふ」より一般的だったともいわれる。
4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...