見附[市](読み)みつけ

百科事典マイペディア 「見附[市]」の意味・わかりやすい解説

見附[市]【みつけ】

新潟県中部,越後平野南東部の市。1954年市制。中心市街は信濃川の支流刈谷田川の渓口集落で,文政年間見附結城紬(ゆうきつむぎ)を産して以後機業地として発展した。第2次世界大戦後は化学繊維,ニット製品を多産,市の製造品出荷額の約3割を占めている。信越本線が通じる。葛巻地区に見附油田があった。今町地区は特産毛筆,酒と6月に刈谷田川対岸の中之島町(現・長岡市)との間で行われる凧(たこ)合戦で有名。東日本大震災で,市内において被害が発生。77.91km2。4万1862人(2010)。

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