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親水コロイド しんすいコロイドhydrophilic colloid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

親水コロイド
しんすいコロイド
hydrophilic colloid

コロイド水溶液コロイド粒子の親水性が大きく,その表面に強く水分子を吸着 (水和) しているコロイド。安定で少量の電解質を加えても疎水コロイドのように沈殿しない。多くの天然高分子,たとえば蛋白質,デンプンゼラチンなどの水溶液がこの種類に属する。親水コロイドでも多量の電解質や脱水剤を加えると沈殿する。これを塩析という。分散媒が水以外の液体で溶媒和の強いコロイド溶液の場合は親液コロイドという。

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百科事典マイペディアの解説

親水コロイド【しんすいコロイド】

粒子と水との親和性が強いコロイド溶液。タンパク質,デンプン,ゼラチン,寒天などのコロイド溶液がこの例。表面張力は水よりも小さくて粘性が高いことが多い。電解質を少量加えても安定で,これはコロイド粒子が水の分子と結合(水和)していて粒子相互間の凝集が妨げられるためである。
→関連項目コロイド保護コロイド

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大辞林 第三版の解説

しんすいコロイド【親水コロイド】

水を分散媒とするコロイド溶液のうちで、分散粒子の分子構造中に親水基をもち、少量の電解質を加えても沈降しにくい溶液。石鹼せつけん・ゼラチン・タンパク質・膠にかわの水溶液はこの例。 ↔ 疎水コロイド

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世界大百科事典内の親水コロイドの言及

【コロイド】より

…巨大分子あるいは高分子の概念はコロイド粒子の構造解明の過程で生まれたともいえるのである。親水性高分子が水中に分散したコロイドは非常に安定で,少量の電解質の添加によって凝結することなく,親水コロイドhydrophile colloid,あるいは一般に親液コロイドlyophilic colloidと呼ばれる。
[粒子コロイドparticular colloid]
 分散コロイドdispersion colloidともいう。…

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