共同通信ニュース用語解説 「諫早湾干拓事業」の解説
諫早湾干拓事業
農地造成と低地の高潮対策を目的に、国が1986年、有明海の諫早湾で着手した。総事業費は約2530億円。97年に湾内を全長約7キロの潮受け堤防で閉め切った。堤防の内側に約670ヘクタールの農地と、農業用水を供給する調整池約2600ヘクタールを整備。排水門が堤防の北側と南側に設置され、2008年に営農が始まった。漁業者らは潮流の変化などで漁業被害が生じたとして開門を求め、干拓地の営農者らは海水流入で塩害が生じるなどとして開門に反対していた。
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