日本歴史地名大系 「豊羽鉱山」の解説
豊羽鉱山
とよはこうざん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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札幌市の定山渓温泉に近い山中にある銀・鉛・亜鉛鉱山。新第三紀中新世の変朽安山岩,黒色ケツ岩,凝灰岩質ケツ岩などからなる豊羽層中に,数十条の鉱脈が知られている。延長2km,最大脈幅20mの但馬𨫤(たじまひ)を中心に開発され,さらに,周辺部,下部に信濃𨫤,出雲𨫤などの優勢な鉱脈を発見した。銀の含有量が高く,鉛・亜鉛品位も高いが,岩盤温度が高く,鉱脈に沿って高温の温泉水を伴うため,坑内は放置すると100℃を超える温度となる。冷凍機による冷温通気,温泉水の排出,噴霧による冷却などにより,切羽温度を27~28℃に抑え,遠隔操作や自動化による採掘機械を使って採掘を行っている。銀100~200g/t,鉛1~2%,亜鉛10%程度の鉱石を月に3万5000t採掘していたが,2006年閉山。
執筆者:山口 梅太郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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