コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

起立性調節障害 きりつせいちょうせつしょうがい orthostatic disturbance

7件 の用語解説(起立性調節障害の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

起立性調節障害
きりつせいちょうせつしょうがい
orthostatic disturbance

起立性低血圧ともいう。立ちくらみのこと。正常人の場合は起立すると末梢血管が自然に収縮して,血液の正常循環を維持する機能が働くが,この調節機能がなんらかの原因で正常に作動せず,脳循環障害が起ることがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きりつせい‐ちょうせつしょうがい〔‐テウセツシヤウガイ〕【起立性調節障害】

立ち上がったときや長時間立っていたときに、立ちくらみ・目まいなどを起こす状態。姿勢の変化に応じて血圧や血流量を正常に保つ、自律神経機能の失調によることが多い。OD(orthostatic disturbance)。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

起立性調節障害【きりつせいちょうせつしょうがい】

起立失調症候群起立性低血圧とも。横になった状態から起立する際,収縮期血圧が20mmHg以下に下降する状態。広義には循環血液の減少や代謝性疾患による神経障害などが原因の2次性起立性低血圧も含むが,ふつう,それ以外の特発性起立性低血圧をいう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

食の医学館の解説

きりつせいちょうせつしょうがい【起立性調節障害】

《どんな病気か?》
〈朝起きられず学校にいけない。そんな傾向があったら要注意
 起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)にかかる小学生や中学生がふえています。この病気は自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)の一種で、起立時に起こるはずの血管の反射が失調して、血液が下半身にたまり、ほかの部分の血圧が一時的に低下して、めまいや立ちくらみなどのいろいろな症状を起こす病気です。
 朝に弱く、なかなか起きられない、朝礼のときに気分が悪くなり倒れる、乗り物に酔いやすい、疲れやすい、動悸(どうき)息切れがする、といった症状があるときは、この起立性調節障害が疑われます。
 一般に午前中に体調が悪く、午後になると元気になるのが特徴で、夜ふかしによる寝不足や、朝食を抜くなどの不規則な食事習慣、ストレスなどが誘因となります。
 そのまま放置すると、学校の成績に影響したり、情緒不安定(じょうちょふあんてい)ノイローゼなどの傾向が現われるので、症状があてはまるときは、早めに小児科専門医の診察を受けるようにしてください。
《関連する食品》
〈自律神経を正常に保つビタミンB1、B6、B12
○栄養成分としての働きから
 起立性調節障害にかかる子どもは、食生活が不規則で、栄養バランスもかたよっていることが多いといえます。とくにビタミンB群の不足には注意しましょう。
 ビタミンB1は、神経を機能させるためのエネルギーをつくりだしており、豚肉、ウナギ、ダイズに多く含まれています。またマグロやサンマ、レバーに多いビタミンB6は、神経伝達物質の合成にかかわっています。
 そして神経細胞内のたんぱく質や脂質、核酸の合成にかかわっているのがビタミンB12です。 ビタミンB12は、アサリやカキ、レバーに多く含まれています。
 どれも自律神経の働きを正常に保つのに欠かせません。
 やはりB群の仲間であるパントテン酸は、起立性調節障害の誘因となるストレスに強い体をつくるのに役立ちます。レバー、納豆に多く含まれています。
 ビタミンEにも抗ストレス作用があるほか、血流をよくして乱れた自律神経をもとにもどしてくれます。アーモンドウナギ、たらこなどに多く含まれているので、しっかりととるように心がけてください。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。食品は薬品ではありません。病気にかかったら、かならず医師の診察を受けてください。

世界大百科事典 第2版の解説

きりつせいちょうせつしょうがい【起立性調節障害】

自律神経失調症の一種で,そのドイツ語病名Orthostatische Dysregulationの頭文字をとって,ODとも呼ばれる。学童期に多い病気なので学校保健上大きな問題になっている。主要な症状は,(1)立ちくらみ,あるいはめまいを起こしやすい,(2)立っていると気持ちが悪くなり,ひどくなると倒れる(脳貧血),(3)入浴時あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる,(4)少し動くと動悸あるいは息切れがする,(5)朝なかなか起きられず,午前中調子が悪い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

きりつせいちょうせつしょうがい【起立性調節障害】

自律神経失調症の一。たちくらみ・めまいや、脳貧血、動悸、午前中の体調不良などの症状。小・中学生に多い。 OD 。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

起立性調節障害
きりつせいちょうせつしょうがい

ごくありふれた疾患で、立ちくらみ、めまいを主とした自律神経失調循環器系症状の総称。OD(orthostatic disturbance)とも略称される。10~14歳の思春期の小児に多く、春から夏にかけて症状が悪化しやすい。おもな症状は、立ちくらみ、脳貧血、朝の寝起きが悪く、入浴時に気持ちが悪くなったり、頭痛や腹痛、乗り物酔いを伴うことも多い。通常は午前中、ことに朝に多くみられる。起立試験による血圧と脈拍数、および心電図の変化によって診断する。重症例ではカルニゲンなどの昇圧剤、あるいは自律神経調整剤や精神安定剤などを用いる。薬剤投与で症状がとれたら、徐々に積極的な運動をさせ、皮膚の乾布摩擦冷水摩擦を計画的に取り入れ、鍛練療法を行うが、夏の暑い時期は避けたほうがよい。[坂上正道]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

起立性調節障害の関連キーワード朝起き朝起きは三文の徳何心地起きドンナ大阪うどん きらくキラレ×キラレ/CUTTHROATめっきらもっきら どおん どん子宮内反(症)硝子体混濁

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

起立性調節障害の関連情報