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農鳥岳 のうとりだけ

百科事典マイペディアの解説

農鳥岳【のうとりだけ】

山梨県,静岡県の境,赤石山脈の北部にある山。標高3026m。北の間ノ岳(あいのだけ),北岳とともに白根三山と呼ばれる。中生層からなり,西側は大井川の源流部をなす。山頂の南側には二重山稜やカールがみられる。南アルプス国立公園に属し,間ノ岳との鞍部(あんぶ)に農鳥小屋がある。西方には標高3051mの西農鳥岳がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

のうとりだけ【農鳥岳】

赤石山脈北東部,山梨県南巨摩郡早川町と静岡市の境にある山。白根三山の最も南にあり,北西にある西農鳥岳(標高3050m)と南東にある農鳥岳(東農鳥岳または本農鳥岳,標高3026m)とからなる。東農鳥岳の東側斜面を刻む農鳥沢の源流部には,6月初旬から中旬ころに,首の長い水鳥状の残雪が残る。甲府盆地の農民は,これを見て田植の時期をきめたことから農鳥の山名がつけられた。間(あい)ノ岳から農鳥岳方向へ進むにつれて,白根層群(白亜系)をおおう赤石層群(白亜系)の砂岩層が広く分布している。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山梨県(静岡県)〕農鳥岳(のうとりだけ)


山梨・静岡県境、赤石(あかいし)山脈(南アルプス)北部の高峰。標高3026m。間(あい)ノ岳・北(きた)岳とともに白根(しらね)山とよばれる。頂上部は西農鳥岳(標高3051m)と農鳥岳の2峰に分かれる。稜線が平行に並ぶ二重山稜(さんりょう)の地形がみられる。南アルプス国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

農鳥岳
のうとりだけ

赤石山脈(あかいしさんみゃく)(南アルプス)北部の山。北岳、間ノ岳(あいのたけ)とともに白根三山(しらねさんざん)を構成する。3山の最南に位置し、標高3051メートル。南アルプス国立公園に含まれる。春になると甲府盆地から見えるこの山に、首を伸ばした白鳥の形に雪が残る。これが苗代(なわしろ)への播種(はしゅ)期に相当するということからこの山名がある。登山は3山の縦走がおもで、山梨県南アルプス市芦安芦倉(あしやすあしくら)の広河原(ひろがわら)から北岳経由でこの峰に至り、大門沢から奈良田(ならだ)(早川町)に下山するのが一般的である。[吉村 稔]
『朝日新聞社編・刊『週刊続日本百名山no.5 朝日ビジュアルシリーズ鋸岳・農鳥岳・櫛形山』(2002)』

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