間ノ岳(読み)あいのたけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「間ノ岳」の意味・わかりやすい解説

間ノ岳
あいのたけ

赤石山脈(あかいしさんみゃく)(南アルプス北部の山。山梨、長野、静岡の3県境に位置する。標高3190メートルで、日本第3位の高峰北岳農鳥岳(のうとりだけ)の間に位置し、この3山を白根三山または単に白根山ともよぶ。雄大な山容をもち、小規模ながら二つのカール(圏谷(けんこく))をもつことで知られる。また、夜叉神(やしゃじん)峠からの展望は雄大である。登山には、野呂(のろ)川上流広河原(ひろわら)から北岳経由のもの、奈良田(ならだ)から農鳥岳経由のものが一般的である。

吉村 稔]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「間ノ岳」の意味・わかりやすい解説

間ノ岳
あいノだけ

山梨・静岡県境にある日本第4の高山。赤石山脈北部にある。標高 3190m。北岳,農鳥 (のうとり) 岳とともに白根三山と呼ばれる。小規模なカールをもつ。

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