(読み)ト

デジタル大辞泉 「途」の意味・読み・例文・類語

と【途】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) ズ(ヅ)(呉) [訓]みち
〈ト〉みち。道筋。「途次途上途中一途帰途使途征途前途中途別途方途目途用途
〈ズ〉道筋。「一途三途
[名のり]とお
難読首途かどで

と【途】

道。道すじ。道のり。
「再び車に乗り―に上りぬ」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「途」の意味・読み・例文・類語

と【途】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ど」とも ) みち。道すじ。道路。また、方法手段
    1. [初出の実例]「どにまよふてまいった」(出典:虎明本狂言・連歌盗人(室町末‐近世初))
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕

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普及版 字通 「途」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

(旧字)
11画

[字音] ト・ズ(ヅ)
[字訓] みち

[字形] 形声
声符は余(よ)。余に(と)の声がある。〔玉〕に「路なり」とみえる。古くはを用い、卜文にに作り、漢碑にもなお「陸」のようにいう。余は把手のある針器。これで地を刺して祓除することを除道という。除は聖所の地を祓う意。水に対して行うを、道路に対しては途といった。

[訓義]
1. みち。
2. 字はまたに作る。

[古辞書の訓]
名義抄 ミチ・アト・ハシ

[語系]
・塗da、除diaは声義近く、また(唐)dangは中の道。みな除道を加えたところをいう。

[熟語]
途軌途窮・途径・途次・途術・途上・途飾・途人・途説・途側・途炭・途中・途程・途轍途陌・途半途旁・途路
[下接語]
夷途・畏途・異途・一途・官途・宦途危途・帰途・羈途・旧途・究途・窮途・遇途・険途・後途・荒途・仕途・使途・失途・首途・殊途・出途・世途・征途・先途・前途・壮途・多途・坦途・中途・長途・騁途・当途・登途・道途・半途・攀途・別途・方途・名途・命途・迷途・冥途・目途・門途・用途・要途・吏途・旅途

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