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選択則 センタクソク

世界大百科事典 第2版の解説

せんたくそく【選択則 selection rule】

選択規則ともいう。量子力学において,物理系が一つの状態から他の状態へ遷移を起こすときに,量子数が満たさなければならない条件を表す規則。歴史的には,原子スペクトルにおける選択則が著名である。原子からの発光は,原子が高いエネルギーの状態から低い状態へ落ちるときに起こり,二つの状態のエネルギー差が発光線の振動数に対応する(エネルギー差をE,光の振動数をν,プランク定数をhとするとEhνの関係がある)。一般に原子状態の組合せは非常にたくさんあるが,実際に発光が起こるのはそのうちのごく少数であり,ほかはきわめて弱く発光するか,まったく発光しない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

せんたくそく【選択則】

量子力学において、ある状態から他の状態への遷移は、状態間の量子数の変化が特別な値をとる場合に制限される、その制限のつき方をいう。選択規則。

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