重茂半島(読み)オモエハントウ

デジタル大辞泉 「重茂半島」の意味・読み・例文・類語

おもえ‐はんとう〔‐ハンタウ〕【重茂半島】

岩手県にある半島。北に宮古湾、南に山田湾があり、沿岸部は三陸復興国立公園一部突端魹ヶ崎とどがさき本州の最東端

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共同通信ニュース用語解説 「重茂半島」の解説

重茂半島

本州最東端に位置する南北約17キロ、東西約8キロの半島。大半山林に覆われている。親潮黒潮が交錯する三陸沖は絶好漁場となっており、点在する集落住民古くから漁業生計を立ててきた。自然との共存共栄を目指してきた重茂漁協は1970年代半ばから合成洗剤の追放運動に取り組み、東日本大震災前からは「脱原発」を主張していた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「重茂半島」の意味・わかりやすい解説

重茂半島
おもえはんとう

岩手県東部、三陸沿岸最大の半島。北に宮古湾、南に山田湾がある。東端には魹ヶ埼(とどがさき)灯台があり、本州における最東端にあたる(東経142度4分21秒)。東縁は直線的な断層崖(がい)をなして宮古湾に没している。半島最高部は南部の十二神山(じゅうにしんやま)(731メートル)で、北部の月山(がっさん)は好展望台をなしている。海岸線は良港に恵まれず、アワビ、ワカメの磯(いそ)漁業が行われる。海食による巨岩、岩礁が横たわる閉伊崎(へいざき)など、海岸線は三陸復興国立公園(旧、陸中海岸国立公園)の一部をなしている。

[川本忠平]


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