野村萬斎(読み)のむらまんさい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「野村萬斎」の意味・わかりやすい解説

野村萬斎
のむらまんさい

[生]文久2(1862).7.21. 金沢
[没]1938.1.14. 東京
能楽師,和泉流三宅派狂言方。野村万蔵家の5世。4世万造の長男。 1883年以降東京に定住三宅庄市師事。明治末年から昭和にかけて,衰微しつつあった狂言界を隆盛に導いた。 1922年長男万作 (6世万蔵) に家督を譲り,隠居して萬斎と号する。次男万介には 36年,師の三宅家を継がせた (→三宅藤九郎 ) 。「よいや会」を主宰

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android