量子エレクトロニクス(読み)リョウシエレクトロニクス

デジタル大辞泉 「量子エレクトロニクス」の意味・読み・例文・類語

りょうし‐エレクトロニクス〔リヤウシ‐〕【量子エレクトロニクス】

量子力学基礎に、原子分子電磁波との相互作用応用研究する電子工学の一分野。電磁波を発振・増幅するメーザーレーザー技術が中心

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精選版 日本国語大辞典 「量子エレクトロニクス」の意味・読み・例文・類語

りょうし‐エレクトロニクスリャウシ‥【量子エレクトロニクス】

  1. 〘 名詞 〙 ( エレクトロニクスは[英語] electronics ) 量子力学を基礎に、原子、分子、イオンなどと電磁波との相互作用を研究・応用する電子工学の一分野。電磁波を発振・増幅するメーザーやレーザー技術を中心とする。

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百科事典マイペディア 「量子エレクトロニクス」の意味・わかりやすい解説

量子エレクトロニクス【りょうしエレクトロニクス】

原子,分子,イオンなどの量子力学的現象を積極的に制御して通信,計測,情報処理などに利用する科学技術。1954年タウンズがメーザーを発明して以来注目され始め,レーザー出現によって飛躍的に発達
→関連項目光学

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世界大百科事典(旧版)内の量子エレクトロニクスの言及

【エレクトロニクス】より

…(6)電子システム分野 いくつかの電子装置を組み合わせたシステムを対象とする分野であり,放送システム,通信システム,列車の座席予約システム,銀行の自動支払システム,地域医療システム,学術文献情報システムなど広い地域にまたがるものが多い。 また,扱う対象により,レーザーなどの光を扱う量子エレクトロニクス,マイクロ波を扱うマイクロ波エレクトロニクス,半導体を扱う半導体エレクトロニクス,サイリスターなどの大電力を扱うパワーエレクトロニクスなどに分類することもある。【宮川 洋】。…

【量子光学】より

…光の発生や伝搬,検出,あるいはもっと一般的に光と物質との間の,主として共鳴的な相互作用を量子論的に扱う学問。量子エレクトロニクスの名で呼ばれることもある。1954年にメーザーが発明されて,物質と電磁波との間の相互作用について新しい局面が開けた。…

※「量子エレクトロニクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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