国立大学法人。旧制第四高等学校、石川師範学校、石川青年師範学校、金沢高等師範学校、金沢医科大学、金沢高等工業学校を統合し、1949年(昭和24)法文学、教育学、理学、医学、薬学、工学の6学部からなる新制国立大学として発足。1980年法文学部が改組され、文学部、法学部、経済学部が設置されて、8学部となった。大学院は教育学、医学系、人間社会環境、自然科学、法務の5研究科がある。1972年医療技術短期大学部を設置、1995年(平成7)改組され医学部保健学科となる。2008年(平成20)8学部を改組し、人間社会学域、理工学域、医薬保健学域を設置した。附置研究所として、がん進展制御研究所、附属研究施設として、学際科学実験センター、環日本海域環境研究センターなどがある。2004年4月、国立大学法人法の施行に伴い、国立大学法人となる。本部は石川県金沢市角間町(かくままち)。
[馬越 徹]
『金沢大学編・刊『金沢大学50年史 部局編』(1999)』
1862年(文久2)開設の加賀藩彦三種痘所が起源。明治期以降,石川県師範学校,石川県女子師範学校,金沢医学校,第四高等学校,金沢高等工業学校などが開校。これらを引き継いだ各旧制の学校を母体として,1949年(昭和24)の国立学校設置法公布により金沢大学が誕生する。医学部・薬学部・工学部以外は金沢城跡の丸の内にキャンパスが置かれていたが,1989年(平成1)から94年にかけて郊外(角間地区)へ各学部が順次移転。2008年に従来の8学部25学科・課程が3学域(人間社会学域・理工学域・医薬保健学域)16学類に再編された。2016年5月現在,3学域17学類の在籍者数7895人,大学院(博士後期課程・法科大学院を含む)の在籍者数2341人。入学者のうち半分強を北陸三県の出身者が占める。
著者: 和崎光太郎
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