累重する堆積(たいせき)岩のなかのほぼ特定の層準(層序上の位置)を占める鉱床で、還元性の水中で形成された金属硫化物や、原生代に酸素が出現してできた酸化鉄などが水底に沈殿した、化学的沈殿による鉱層がある。このほかに岩塩や石膏(せっこう)などの蒸発岩や、物理的淘汰(とうた)による砂金などの漂砂鉱床も鉱層である。黒鉱鉱床と異なり火山活動の形跡は認められない。
銅の鉱層としては延長数百キロメートルに及ぶ南部アフリカのカッパーベルトCopper Beltや、イギリスからポーランドまで続く含銅頁岩(けつがん)が有名で、ドロマイト(苦灰岩)質頁岩に銅鉱物が含まれている。鉛・亜鉛の鉱層で北部オーストラリアにあるマウントアイサMount IsaやマッカーサーリバーMcArthur Riverは、細粒の硫化鉱物が明瞭(めいりょう)な堆積構造を示している。以上の諸鉱床の近くには蒸発岩がある。蒸発岩のないドイツ中央部のランメルスベルクRammelsbergは、還元性の海中で沈殿した鉛・亜鉛の硫化物鉱層である。
このほかオーストラリアなどの縞(しま)状酸化鉄の鉱層は、鉄資源としてもっとも重要な鉱床である。またマンガンも酸化物や炭酸塩の鉱層が資源として重要である。
[茂木 睦]
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ore bed
地層中に層状ときにレンズ状をなす鉱床。成因的には蒸発や化学的沈殿作用・バクテリアの作用によるものなど。鉱床型は,アイアンストーン・縞状鉄鉱・含銅頁岩・炭層に伴う粘土質鉄鉱や炭酸質鉄鉱・マンガン鉱層など。
執筆者:矢島 淳吉
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