出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
神奈川県鎌倉市二階堂に鎮座。祭神は後醍醐(ごだいご)天皇の皇子護良(もりよし)親王。親王は法名を尊雲(そんうん)法親王と称し、天台座主(ざす)となり、1332年(元弘2)に還俗(げんぞく)。建武(けんむ)中興推進の原動力となったが、中興成立後の1334年(建武1)足利尊氏(あしかがたかうじ)の手で鎌倉に幽閉され、翌年北条時行の中先代の乱のとき、足利直義(ただよし)によって殺された。1868年(明治1)京都の聖護院(しょうごいん)に親王奉斎の神座を設け、翌年親王終焉(しゅうえん)の地と伝えられる鎌倉二階堂東光寺旧跡に鎌倉宮が創建された。旧官幣中社。例祭は8月20日。9月21、22日に境内で行われる薪能(たきぎのう)の神事は有名。境内には、親王の身代りとなって吉野に自刃した村上義光(よしてる)を祀(まつ)る村上社、幽閉中の親王の側近に仕えた女官南方(みなみのかた)(藤原保藤(やすふじ)の女(むすめ))を祀る南方社がある。
[平泉隆房]
神奈川県鎌倉市にあり,後醍醐天皇の皇子護良(もりよし)親王をまつる神社。護良親王は,1334年(建武1)足利尊氏と反目して鎌倉に幽閉され,翌年足利直義に殺された。1869年(明治2),親王最期の場所に神社を創建することが決せられ,同年7月鎮座。73年官幣中社に列せられた。境内に親王の忠臣村上義光,侍女南の方をまつる村上社,南方社の両摂社がある。また史実ではないが,親王の土牢と伝えるものがある。例祭は8月20日。
執筆者:大隅 和雄
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