南アルプス(読み)みなみあるぷす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「南アルプス」の意味・わかりやすい解説

南アルプス(市)
みなみあるぷす

山梨県西部にある市。2003年(平成15)中巨摩(なかこま)郡、白根町(しらねまち)、若草町、櫛形町(くしがたまち)、甲西町(こうさいまち)、八田村(はったむら)、芦安村(あしやすむら)の4町2村が合併し、市制施行して成立。南アルプス(赤石山脈)の山麓(さんろく)に位置し、日本第二の高峰北岳(標高3193メートル)がある。麓を流れる御勅使(みだい)川、滝沢川、坪川沿いに市街地が広がる。東部を南北に国道52号と中部横断自動車道が通じ、白根、南アルプスインターチェンジがある。サクランボ、モモ、スモモなどの果樹栽培が盛ん。南アルプス国立公園区域が広がり、北岳登山の基地である広河原(ひろがわら)には広河原山荘がある。面積264.14平方キロメートル、人口6万9459(2020)。

[編集部]



南アルプス
みなみあるぷす

山梨、長野静岡の三県にまたがる赤石山脈(あかいしさんみゃく)の別称。南アルプス国立公園に含まれる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南アルプス」の意味・わかりやすい解説

南アルプス
みなみアルプス

赤石山脈の別称。北アルプス (飛騨山脈) ,中央アルプス (木曾山脈) とともに日本アルプスを構成する。イギリスの登山家 W.ウェストンが命名し,1890年代末から通称となった。

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