日本歴史地名大系 「関山神社」の解説
関山神社
せきやまじんじや
南西に妙高山を望む関山集落西方にあり、約一万一六〇〇平方メートルの神域に、うっそうと茂る木々に囲まれて社殿がある。祭神は国常立尊・伊弉冉尊・素戔嗚尊。旧県社。かつては関山三社権現といい、妙高山雲上寺
一方関山権現を加賀白山信仰の流れに位置づける見方もある。三社権現の中尊本地聖観音は飛鳥時代の新羅仏といわれ、県指定文化財であるが、加賀小白山別大行事の本地仏が聖観音であることと一致する。また左座の白山大権現の本地仏は十一面観音である。さらに室町期頃と推定される観音菩薩の左手と思われる銅造仏手一個が元禄一二年(一六九九)以前の火災で焼残って保存される。また関山権現社領五山の一つである
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報