関温泉(読み)セキオンセン

デジタル大辞泉 「関温泉」の意味・読み・例文・類語

せき‐おんせん〔‐ヲンセン〕【関温泉】

新潟県妙高みょうこう妙高山東麓にある温泉泉質塩化物泉

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精選版 日本国語大辞典 「関温泉」の意味・読み・例文・類語

せき‐おんせん‥ヲンセン【関温泉】

  1. 新潟県南西部、妙高山東側のふもとにある温泉。発見は古く、越後三名湯の一つといわれ、国民保養温泉地の一つに指定されている。泉質は食塩泉上信越高原国立公園一部。原の湯。

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日本歴史地名大系 「関温泉」の解説

関温泉
せきおんせん

[現在地名]妙高村関山

妙高山東麓、信越本線関山せきやま駅から南西約七キロにある。「頸城郡誌稿」に「六月朔日ヨリ同十三日迄ヲ湯止ト称シ、古来入浴ヲ禁ス、同十七日十八日ニ至ツテ湯開キト称シ、祭祀ヲナシ入浴スルヲ許ス」とある。関山神社別当であった宝蔵院日記(関山明良氏蔵)によると、六月に入るとすぐに関山三社権現の祭の準備がなされ、大祭の一七日以前に妙高山頂の阿弥陀堂に祀られている如来様を下ろし、祭が終わるとまた山頂へ戻すことになっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関温泉」の意味・わかりやすい解説

関温泉
せきおんせん

新潟県南西部,妙高市にある温泉。妙高山の東斜面にあり,妙高温泉郷北部をなす。泉質は食塩泉。泉温は 46~50℃。胃腸病に効能があるといわれる。標高 900m,妙高高原を刻む大田切川に臨む素朴な温泉。古くからの湯治場で,避暑,妙高山登山,スキーなどの基地に利用されている。国民保養温泉地に指定。妙高戸隠連山国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「関温泉」の意味・わかりやすい解説

関温泉
せきおんせん

新潟県妙高市(みょうこうし)にある温泉。妙高山登山口の標高900メートルにある山の湯。弘法(こうぼう)大師の開湯伝説をもつ古い湯治温泉場で、2キロメートル奥の燕(つばめ)温泉と国民保養温泉地に指定され、ともに夏の妙高登山客と冬のスキー客でにぎわう。妙高火山の火口瀬である大田切(おおたぎり)渓谷に旅館・ホテルが建ち並ぶ。泉源は大田切川の谷底にあり、泉質は炭酸水素塩泉。えちごトキめき鉄道(旧、JR信越本線)関山(せきやま)駅からバスで30分。

[山崎久雄]

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