


(歩)+頁(けつ)。〔説文〕十一下に
を正字とし、「水
(すいがい)なり。人の
附(ひんぷ)する(近づく)
なり。顰戚(ひんしゆく)して
(すす)まずして止まる。頁に從ひ、
(せふ)に從ふ」(段注本)とするが、その説くところは、形義ともに明らかでない。金文に「順子」の順を
(渉)に従って
の字形にしるすことがあり、おそらく水辺における弔葬の礼に関する字であろう。〔玉
〕に別に
字を録し「詩に云ふ、國
斯(ここ)に
(あやふ)し。
は
なり」とし、次に〔説文〕の文を引く。〔広雅、釈詁三〕に「比なり」と訓するのは「しきりに」の意。〔説文〕に「顰戚」の語を以て解するのは、あるいは
がもと弔葬に関する字であったことと、関連があることかもしれない。頁は儀礼の際の儀容。水に臨んでその儀容を用いるのは弔葬のことであるらしく、孝順の順が金文に
の形にしるされるのも、そのためであろうと思われる。
は水渉り。聖俗のことに関する民俗として、古く行われることが多かった。
シキリナリ・シバシバ・スミヤカニ・スミヤカナリ・イヤイヤ・ヒソム
・
bien、濱(浜)pienは声近く、水浜をいう。頁に従うのは、その水浜における儀礼に関する字である。
(墳)biu
n、邊(辺)pyenとも音が近く、
は墓所、邊は辺徼(へんきよう)における祭梟(さいきよう)(首祭)の俗を示す字。また
涯(ひんがい)の意と通じるところがある。比pieiと声近くして、しきりに、せまるなどの意があり、顰・
は、せまって気の泄(も)れることをいう。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...